資金計画は余裕をもって
有料老人ホームで安心した生活を送るためには、あらかじめ余裕をもった資金計画を立てておく必要があります。ホームでどれだけの期間生活するのか、入居期間を決めていない限りは予想できません。途中で資金が無くなり退去することにならないよう入居期間を長めに見積もって資金計画を立てておきましょう。
有料老人ホームの入居にかかる費用は、一時金方式と月払い方式とでは少々性格が違います。一時金方式は入居時にまとまった費用が必要ですし、月払い方式は月々の支払い負担が大きくなる傾向があります。これらの費用をどのように捻出するのか熟慮を重ねることが大切です
資金計画の立て方
有料老人ホームへの入居を検討する際、特に大きな支出である入居一時金と月額費用を中心に資金計画を立てます。入居一時金を支払うことができても、月額費用を支払い続けることができなければ、資金計画は失敗です。もちろん、ホームへ支払う費用以外にも医療費や娯楽費、買い物、理美容代などの支出も考えなければなりません。それら主な支出を合計した費用が、月々の収入の合計を上回らないことが理想です。
収入とは公的年金や個人年金、預貯金、不動産の売却、給与などがあたります。収入の合計が支出の合計を大きく上回る資金計画を立てることができれば安心です。もしも収入と支出のバランスが均衡していたり、預貯金にも余裕がなければ目的のホームへの入居は難しいといえるでしょう。家族からの支援も収入と言えますが、永続的に支援を受けることができるのか、慎重に予測しながら資金計画を立てましょう。