パンフレットの賢い見方
有料老人ホームのパンフレットは一種の広告と捉えることができます。普通に考えて、パンフレットにはホームの良い部分が強調されて書かれていると思って間違いありません。しかし、パンフレットを見るポイントさえ押さえることができれば、それらに惑わされることなく冷静に読み解くことが可能です。沢山のパンフレットを見比べて読み取る力をつけるようにしましょう。
注意事項とパンフレットを見るポイント
- あいまいな表現の文章(美味しい食事を提供している。優しいスタッフが介護にあたっているなど、主観的な表現で書かれていないか。)
- 良いイメージを押しつけていないか(文化都市で生活できる、豊かな自然の中で生活できるなど良いイメージをアピールしているが、駐車場がないほど街の中だったり、郊外で外出も困難だったりすることもあるので注意が必要。)
- 見栄えする写真の使用(出来上がったばかりの頃の新しい施設外観を使用しているかも。撮影用の照明を使用しきれいな写真を使っているのかもしれない。美味しそうな食事写真は、イベント食などの特別なものである可能性。)
- 小さな文字が重要(周囲よりも小さな文字で書かれているものや、目立たないように書かれてあることは、但し書きなど重要な情報である可能性が高い。ホームにはマイナスのことかもしれないが、利用者にとっては欠かせない情報が隠れているかも。)
- 入居費用の情報(入居費用についての記載は、必ず内訳まで確認すること。疑問があれば問い合わせや見学時に必ず確認する。)
- 介護サービスの詳細(有料老人ホームは介護が必要になったときに、どのようなサービスが約束されているのかが最重要とも言えます。看護師も配置されているのか、24時間介護が可能かなど確認しておくことは多い。)
- 都合の良い言い回しに騙されない(「~等」や「~できることが多い」「~のような」など、それと言いきれていない場合は何か理由があることが想像できる。)
複数のパンフレットを見比べ、気になったホームが見つかれば実際に見学してみることをおすすめします。